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本会議質問 その③ ~おいしい給食日本一~

本会議質問について、第三回目。
今日は、「おいしい給食日本一」です。

足立区では、食べ残しゼロを目指して「おいしい給食日本一」という事業をおこなっています。
これは、区長の選挙公約にもあり、とても力を入れている事業の一つ。
年間1500万円の予算を組み、おいしい給食担当の副参事も置いています。

たしかに、給食がおいしければ子供たちが喜ぶでしょう。
僕も学校に通っているときは、給食が楽しみでした。
揚げパンや、ソフト麺を楽しみにしていた記憶が残っています。
(ということは、足立区の学校給食は以前から「おいしかった」ということになります。少なくとも、僕が足立区立東綾瀬中学校を卒業した13年前までは。)

しかし、保護者の方々が足立区の教育に望むことは、「おいしい給食日本一」なのでしょうか?
もっと予算をかけるべき、担当副参事を置くべき問題が他にあるのではないでしょうか。

そして、「おいしい」ということだけが給食に必要なことでしょうか?
例え、嫌いな食べ物であっても栄養のあるものをしっかり食べさせる。
これが、学校給食に必要なことだと質問しました。

「給食は、楽しいものでなければならない。押し付けるものではいけない。」と区長から答弁がありました。
ということは、足立区は、「嫌いな食べ物が出た時には食べなくていい」という教育方針になってしまいます。
子供たちの未来を考えると、果たして、この教育方針で良いのでしょうか・・・。
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本会議質問 その② ~教育における政治的中立性~

やや間があいてしまいましたが、本会議質問についての続きを。

本会議質問では、「教育」についてをテーマにしました。
今回は、教育における政治的中立性について書きます。

教育とは、子どもたちの思想に大きく影響を与えるもの。
その時々の首長の政治的思想や考えが、子どもたちに植え付けられることは防がなければなりません。
だからこそ、教育委員会制度があり、区長と教育現場とは距離を置くということが前提の制度になっています。

多くの教育現場の方々にお話を伺ってきた中で、驚いたのは「区長による教育現場への介入」という現実があること。
例えば、
○足立区立の学校の校長先生が集まる区立学校長会に区長が出席し、選挙公約についても言及した。
○子どもたちの夏休みの宿題が、区長部局(教育委員会は、区長から独立した機関となっています)からの指示で課される。
などなど。

校長会での選挙公約にも言及した区長挨拶は、子ども施策について校長先生方に協力をお願いするためとの答弁。
また、夏休みの宿題を区長部局から課したことについては、特定の政治勢力の伸長や減退を目的としていない学校の宿題を課すことは政治介入ではないとの答弁。

「○○だから問題ではない」といった理屈が通るのであれば、では、どこまでならば許されるのでしょうか。
もし仮に、過激な思想を持つ区長が誕生した場合を考えると、明確な基準も無くこういった前例を作っていくことは、大変危険なことではないかと思うのです。

「区長と教育委員会とは、一定の距離が必要なのではないか」という質問をしましたが、その質問に対する答弁は「一定の距離とはどのような状況を指すのかわかりませんが・・・」とのこと。
このような答弁について、皆さんはどう思われますか?

教育委員会制度というものを、どのように認識されているのか、質問をしてますますわからなくなりました。
プロフィール

逸見 圭二

Author:逸見 圭二
1981年1月20日生まれ。
チェリー幼稚園・東加平小学校・東綾瀬中学校へ通った生粋の地元っ子。小学校の6年間は綾瀬東町会の少年野球チーム「綾瀬ガッツ」で野球に熱中。
専修大学付属高校卒業。
家庭の諸事情により専修大学経済学部中退。
07年3月まで格付機関で働く。

2007年4月 初当選(26歳)
2011年5月 2期目当選(30歳)
2015年5月 3期目当選(34歳)

血液型:O型
趣味:R&Bなど洋楽の音楽鑑賞
   読書
   映画鑑賞
身長:178cm
体重:67kg

公式ホームページ↓
へんみ圭二 Official Web Site


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